STORY
- あらすじ -
神宿には雨にまつわる神がいる。所謂、土地神というもので、
その神は、雨を降らすことも、止ませることも自由自在だそうだ。
ところが、5月の半ばから降り出した雨は6月の現在まで一ヶ月もの間、止むことはなく降り続け、
もはや神は宿ることのない街と詠われてしまっていた。
それでもこの街には人が大勢押し寄せ、いつものように仕事をし、買い物をし、遊び、離れていく。
人口は少なくないが、それ以上に人が行き交い去っていく。
終着点ではなく交差点みたいな街。